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統計・分析(岡山県) (統計分析資料(PDF)
統計・分析(日本) | 統計・分析(岡山県)

 

岡山県の医療施設の配置状況

 

岡山県の医師の配置状況を二次保健医療圏域ごとに分析する場合、岡山市・倉敷市とそれ以外の県南の地域では、医師の配置状況が大きく異なるので、岡山市・倉敷市を分けて考えるようにしています。

2020年3月末に集計した医療機能情報を基に、二次医療圏ごとの医療施設数を見ると、人口の多い県南の施設数が圧倒的に多いのがわかります。しかし、岡山市・倉敷市以外では、医師が1人未満の診療所が少なくありません。併せて、診療所の医師の高齢化も進んでいるので、これらを踏まえて、地域の医療体制を確保するために、医師の配置を考える必要があります。

 

<岡山県の二次保健医療圏域>

・県南西部圏域(岡山市と岡山市以外)

・県南東部圏域(倉敷市と倉敷市以外)

・高梁・新見圏域

・真庭圏域

・津山・英田圏域

統計(2020年 岡山県の医療施設数).png
統計(2020年 岡山県の医療施設数、圏域別).png
統計(2020年 岡山県の医療施設数、3圏域別).png
岡山県の医師の配置状況

医療機能情報(2020年3月末集計)を基に、二次保健医療圏ごとの常勤医師数・非常勤医師数を調べると、厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師調査」・「医師・歯科医師・薬剤師統計」では掴みにくい非常勤医師の勤務状況も見えてきます。

最も医師が不足している高梁・新見圏域では、非常勤医師の常勤換算医師数が常勤換算医師数全体の3割を占めており、彼らが不足を補うために活躍していることがわかります。それでも、人口10万人当たりの医師数は県全体の336人に対して、高梁・新見圏域が205人と大きな差があります。岡山市・倉敷市に医師が集中しているので、それ以外の地域では、県南部の保健医療圏域であっても医師が不足しているというのが、岡山県の特徴です。

更に、県北には高度急性期を担う病院が圧倒的に少ない(津山・英田圏域1施設のみ)ため、こうした機能を担う病院へのアクセスの良し悪しも含めて、医師不足を考えています。岡山県地域医療支援センターは、この医師不足解消のために、地域枠卒業医師の配置(地域勤務)を行っています。

// 岡山県の医師数(常勤換算医師数) //

統計(2020年 岡山県の常勤換算医師数).png
統計(2020年 岡山県の常勤換算医師数、圏域別).png
統計(2020年 岡山県の常勤換算医師数、3圏域別).png
統計(2020年 岡山県の常勤換算医師数、棒グラフ、圏域別).png

 

// 岡山県の医師数(人口10万対常勤換算医師数) //

統計(2020年 岡山県の人口10万対常勤換算医師数).png
統計(2020年 岡山県の人口10万対常勤換算医師数、3圏域別).png
統計(2020年 岡山県の人口10万対常勤換算医師数、圏域別).png
統計(2020年 岡山県の人口10万対医師数、棒グラフ、圏域別).png
統計(2020年 岡山県の人口10万対医師数、棒グラフ、市町村別).png

 

岡山県の医師の高齢化状況

 

2018年の医師・歯科医師・薬剤師統計から、岡山県の医師の平均年齢と高齢化率(70歳以上の医師の割合)を調査しました。

診療所の医師の平均年齢は、いずれの地域でも60歳を超えており、その高齢化率は真庭圏域で39%、高梁・新見圏域29%、津山・英田圏域28%と非常に高くなっています。その一方で、岡山市、倉敷市、津山・英田圏域には臨床研修病院や専門研修の基幹施設が集中しており、若い医師が集まりやすいため、病院に勤務する医師の平均年齢が下がっていると思われます。

統計(2018年 岡山県の医師の高齢化率と平均年齢、折れ線グラフ、圏域別).pn
統計(2018年 岡山県の医師の高齢化率と平均年齢).png
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