病院・診療所・自治体訪問(2020年)

地域の医療や救急の状況、病院の取組等を把握するために県内の医療機関を訪問し、現状と今後の方針・地域における役割や地域枠卒業医師・研修医の受入体制等について意見交換をしています。

自治体への訪問では医療・介護などの現状について、お聞きしています。また、地域枠制度について、現状や今後の見通しを説明させていただくなどして、意見交換を行なっています。

2021年 | ​2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年以前

2020年 3月 9日(月)

医療法人思誠会 渡辺病院
(岡山県新見市高尾2278-1)

2020年4月から地域枠卒業医師が勤務することになりました。地域枠卒業医師の働き方とバックアップ体制、病院の現状や地域での役割などについて遠藤彰理事長をはじめとする皆様からお話を伺いました。

今回は外科志望の医師が勤務しますが、何でも診てもらい、内視鏡や機会があれば手術も経験してもらいたいとのことでした。入院患者を診る際には、理事長・副院長がマンツーマンで指導する、外来でもスタッフ全員でサポートするとのことでした。また、地域の人々の特性を伝えて、患者さんと打ち解けやすいようにしたり、「新見市ドクターネットワークへの参加を通じて、地域との交流を深めてもらいたいとのことでした。

2016年に現副院長の溝尾妙子先生(乳腺外科専門医)を迎えられて、スタッフ全員が女性という新見市初の乳腺・甲状腺外来が稼働しています。倉敷の病院などで手術を受けた患者さんが退院後、地元で安心して治療を継続できる流れができているそうです。副院長自身が県北の女性医師・医療人を支援・育成する「PIONEプロジェクト」の中心となって活動されていることもあり、働きやすい職場環境づくりにも並々ならぬ配慮が感じられました。また、女性医師の働き方についても、サポートしたいと心強いお言葉を聞くことができました。

(ホームページ:watanabe-byouin.or.jp)

2020.03.09watanabe01.JPG
2020.03.09watanabe02.JPG

2020年 2月10日(月)

特定医療法人和風会 中島病院
(岡山県津山下町122)

2020年4月から地元出身の地域枠卒業医師が勤務することになりました。地域枠卒業医師の働き方とバックアップ体制、病院の現状や地域における役割などについて中島壮太理事長・杉山昭副院長をはじめとするスタッフの皆様からお話しを伺いました。

地域枠卒業医師には、まず中島弘文院長または他の主治医と共に入院患者さんを担当してもらい、徐々に外来も任せていきたい、1人にはしないが、1人で責任持って行動できる状態に仕上げていきたいということでした。

患者は東西は兵庫県境から真庭市境まで、南北は御津の少し手前から中国山地までの人口約13万人の広い範囲に及び、前年度実績では1日平均外来数が143.9人、初診患者は年間2,857人とのことでした。救急搬送も年に155件、そのほか紹介患者なども多いそうで、信頼の厚さが伺えます。

 

現在、職員183名、看護師63名が勤務されていますが、育休を取得したスタッフのほとんどが、1年後には戻って来られるそうです。復職後も、子供の就学までは夜勤を免除するなどしています。今後、女性医師が勤務する場合でも同様と考えているとのことでした。

論文発表などを積極的に行っている中島病院では、研修医の先生にも論文のテーマが与えられ、院長指導のもと共同で論文を発表する機会なども設けられています。「当院には多くの症例があるので、研修中の勉強にも不自由はしないだろう。」とおっしゃられていました。

(ホームページ:nakashima-tsuyama.or.jp

2020.02.10nakashima02.JPG